院長挨拶
「患者さんとの距離感が近い」
歯医者さんでありたい
院長
山口 広孝
Hirotaka Yamaguchi
私はなぜ歯科医師を目指したのか?
私の祖父が歯科医師でした。幼い頃から祖父に影響され、また両親も私を歯科医師にしたかったようで、自然と「僕は大人になったら歯医者さんになるんだ」と思うようになりました。
そんな自分でしたので、ある意味では歯科医師以外の道は考えることもなく、大学は歯科部へ進学し、歯科医師の仕事をスタートしました。
歯科医師という仕事の本当の意味を知った出来事
そんな風にして歯科医師になったものですから、順風満帆な歯科医師生活が送れるものと高をくくっていました。
今考えると、その時の自分の甘さに嫌気がさしてきますが、当時はそれぐらい何となく歯科医師になり、何となくうまくやっていけるだろうと思っていたのが正直なところです。
そんな私ですから、いざ歯科医師としての経験をスタートさせると大きな壁にぶつかることになります。
実は、私は幼い頃から引っ込み思案な性格で、人見知りが激しく、人前に立つことがとても苦手でした。だから、初対面の人と話すなんて、全くといっていいほどダメでした。
でも、歯科医院には初めて顔を合わせる患者さんがたくさんやってきます…
初めて顔を合わすということを考えるだけでドキドキが止まらなくなってしまった当時の私は、「今日はどうなさいましたか?」という患者さんへのごく当たり前のひと言が、思うように言葉にならないのです。
歯科医師というのは、歯の治療をして悪いところを治す仕事、技術をしっかり磨いていけばやっていける仕事だと思っていたのですが、とんでもないところでつまずいたわけです…
そんなことは自分の問題、性格は自分で克服しなければと思えば思うほど、行動は空回りするもので、ついには患者さんとの会話に恐怖心を覚えるまでになってしまっていました。
私を変えてくれた患者さんのひと言
そんな私が変わることができたのは、ある患者さんにかけていただいた言葉のお陰です。
「先生と会えたから、歯医者に通うことができるようになったわ」
会話が苦手という恐怖心でいっぱいだった私に、こんな言葉をかけてくださる患者さんがいたことに、涙が溢れそうなぐらい感激したことを今でも覚えています。
そして、技術だけでなく「患者さんと心が通った喜び」を初めて実感しました。
そのひと言で自信がついた私は、初対面の患者さんとも過度な緊張をすることなく会話ができるようになっていきました。
だんだんと自分から心を開いて接することができるようになってくると、患者さんとのコミュニケーションがどんどん楽しくなっていきました。
『歯科医師って、本当は技術以上に大切なことがある仕事なんじゃないか?』
『歯科医師と患者である前に、人と人とのお付き合いができないとダメなんじゃないか?』
『患者さんの考えを聴くことができなければ、良い治療なんてできないんじゃないか?』
いつしか、私はそんな風に思うようになったのです。
あなたの身近な存在でありたい
治療の場面では、歯科医師と患者なのかも知れません。
でも、それ以前に「人間同士の良い関係」が築けなければ、良い治療などできないと考えるからです。
私の使命は、「今痛いところを治すだけでなく、あなたが一生自分の歯で、おいしく楽しく食事ができるようにサポートすること」です。
あなたの一生涯のパートナーになれるように、近所付き合いのような、学校の友達のような、あなたの身近な存在になりたいと思っています。
私は、あなたと『一生涯』のお付き合いをさせていただきたいのです。
気になることがあれば何でも話して欲しいですし、私に対して遠慮などする必要はありません。 逆に、私もあなたがずっと健康でいられるように、気兼ねなくアドバイスをさせていただきたいと思っています。
「お互いに、いつでも笑顔で会話ができる関係」を築くことができるように、精一杯努力して参ります。
院長
山口 広孝
-PROFILE-
- ・朝日大学歯学部卒業
- ・朝日大学附属病院 勤務
- ・でい歯科医院 勤務
- ・クローバー歯科 勤務(院長)
- ・やまぐちファミリー歯科 開院